近年の日本は国際化が進み、外国人との結婚も日本人同様一般的になりますが、ロシア人との国際結婚も増加しています。
ただロシア人との結婚での多くは、下記のケースが多いです。
① お見合い業者を通しての結婚
② ロシア人パブやスナック等で知り合っての結婚
もともと一部の地域以外、ロシア人は日本にそう多くいません。
具体的にいうと、日本には約10,000人のロシア人がいますが、そのうち、約7,000人が女性です。
一番人口が集中しているのが、東京の約3,000人ですが、北海道(約800人)、富山(約600人)、新潟(約500人)と、地方にもロシア人が分散して住んでいます。
これら地方に住んでいるロシア人は、日本製品の輸出業務に従事していることが、要因と考えられます。
さて、日本人男性がロシア人女性と知り合うきっかけは、上記のとおり①また②が圧倒的に多いです。
①のお見合い業者には、入会金や渡航費用、結婚成立時報酬を支払うことで、結婚はできます。
しかし、結婚できたからといって、日本で住める保証はありません。
業者も良く考えたもので、ビザの申請・取得に関しては詳しく説明していないところが多いです。
「結婚はできたけど、奥さんが来日できない。」といった問題は、現実に起こっています。
では、②の日本で出会った(知り合った)ケースはどうでしょう?
この場合、合法に働いている人もいますが、不法就労のケースも多々あります。
パブやスナックといった風俗営業は、日配や定住者といった、決められたビザでないと働くことはできません。
よく留学のビザでアルバイトとして働いている外国人がいますが、これは違法行為にあたり、入管に見つかれば退去強制される可能性があります。
ですから、たとえそういったところで知り会っても、結婚ができてもビザの変更ができない(またはビザを取得できない)といったケースがあります。
こうならない為にも、結婚を考えているなら、ビザ申請に詳しい行政書士に相談・依頼することをお勧めします。
何も考えずに結婚すると、後で大きな問題が発生する可能性があります。